セキュリティエンジニアは、サイバー攻撃や不正アクセスから企業のシステムやデータを守る、情報セキュリティの専門家です。現代のデジタル社会において、その重要性はますます高まっています。
主な業務は多岐にわたりますが、主に「脆弱性診断」「セキュリティ対策の設計・実装」「監視・運用」の3つに分けられます。
脆弱性診断では、システムやネットワークに潜むセキュリティ上の弱点(脆弱性)を見つけ出し、報告書にまとめます。
セキュリティ対策の設計・実装では、ファイアウォールやIDS(不正侵入検知システム)などのセキュリティ製品を導入したり、社内ネットワークの設計を行ったりします。
監視・運用では、不正アクセスがないかログを監視したり、トラブル発生時に対応したりします。
この仕事の魅力は、企業の重要な資産を守り、社会の安全に貢献できることです。常に新しい攻撃手法や技術が生まれるため、探究心や学習意欲が不可欠です。しかし、その分、自分の知識やスキルが直接、社会貢献につながるという大きなやりがいを感じられます。論理的思考力と問題解決能力、そして強い責任感が求められる、専門性の高い職種です。